~薬局は花粉観測所~
春らしく、花粉が舞い込んでくる季節となりました。
花粉症の皆さまには、なかなか試練の季節ですね。
薬局ではこの時期、アレルギー薬や点鼻薬、点眼薬の処方箋が一気に増えます。
処方箋の内容を見ただけで、「ああ、今日は飛んでいるな」とわかります。
ある意味、薬局は”花粉観測所”です。
…と書いていて、思い出しました。
実は私、大学時代は生薬学教室に所属し、
本物の花粉観測所で花粉の数を数えていました。
顕微鏡をのぞき込み、ひたすら数える日々。
スギ、ヒノキ……。
「今日は多いね」と真顔で語り合っていた、あの頃の私。
今からうん十年前の話です。
当時は”花粉の数”を追っていましたが、
今は”花粉に困っている方”に向き合う立場になりました。
花粉の量はニュースでわかります。
でも、つらさの度合いはカウンター越しでしかわかりません。
薬局は、いまもある意味”花粉観測所”。
ただし観測しているのは、数字ではなく「地域の春の困りごと」です。
地域の薬局それぞれが感じている春の変化を持ち寄ることができれば、
土岐市全体の健康の景色も、きっとよりはっきり見えてくるはずです。
今年の春も、
元・花粉観測員としての目と、
地域薬剤師会会長としての視点で、
しっかり”春の様子”を見ていきたいと思います。
会長コラム「水曜のつぶやき」第2回
会長のつぶやきコラム