会長コラム「水曜のつぶやき」第7回

 ~学校にも薬剤師がいます~

4月になり、桜も満開。
入学式の季節ですね。

新しいランドセルや制服に身を包んだ子どもたちを見ると、
こちらまで少し背筋が伸びるような気がします。

薬剤師というと、
薬局や病院で働いているイメージが強いかもしれません。

実は、学校にも薬剤師がいることをご存じでしょうか。

各学校には「学校薬剤師」が配置されています。

その役割は、少し意外かもしれませんが、
実は化学・公衆衛生学の専門家として、
子どもたちが安心して過ごせる環境をチェックしています。

いつもの薬局ではなく、学校に出かけるのは少し新鮮な時間です。

いろいろな測定機器を抱えて、学校の階段を登り降りします。
息は切れ切れです。

子どもたちに挨拶されて、さわやかに返してはいるものの、
内心はゼーゼー、ハーハー。
気づけば、子どもたちに軽々と追い抜かれてゆきます。

それでもいいのです。
先生に憧れていた私は、
教育の場に関われるだけで楽しいのです。

薬物乱用防止教室では、薬物の恐ろしさを子どもたちに伝えています。
どう伝えたらわかりやすいのか、心に残るのか、
そして少しでも興味を持ってもらえるのか。
毎年、あれこれ考えながら臨んでいます。

薬を扱うだけでなく、
化学や公衆衛生の知識を活かして、
「見えない安全」を支えるのも薬剤師の仕事のひとつです。

普段はあまり意識されることはありませんが、
子どもたちの学校生活の裏側にも、
薬剤師の仕事があります。

新しい季節のはじまりに、
そんな存在を少し思い出していただけたらうれしいです。