~学校にも薬剤師がいます~
4月になり、桜も満開。
入学式の季節ですね。
新しいランドセルや制服に身を包んだ子どもたちを見ると、
こちらまで少し背筋が伸びるような気がします。
薬剤師というと、
薬局や病院で働いているイメージが強いかもしれません。
実は、学校にも薬剤師がいることをご存じでしょうか。
各学校には「学校薬剤師」が配置されています。
その役割は、少し意外かもしれませんが、
実は化学・公衆衛生学の専門家として、
子どもたちが安心して過ごせる環境をチェックしています。
いつもの薬局ではなく、学校に出かけるのは少し新鮮な時間です。
いろいろな測定機器を抱えて、学校の階段を登り降りします。
息は切れ切れです。
子どもたちに挨拶されて、さわやかに返してはいるものの、
内心はゼーゼー、ハーハー。
気づけば、子どもたちに軽々と追い抜かれてゆきます。
それでもいいのです。
先生に憧れていた私は、
教育の場に関われるだけで楽しいのです。
薬物乱用防止教室では、薬物の恐ろしさを子どもたちに伝えています。
どう伝えたらわかりやすいのか、心に残るのか、
そして少しでも興味を持ってもらえるのか。
毎年、あれこれ考えながら臨んでいます。
薬を扱うだけでなく、
化学や公衆衛生の知識を活かして、
「見えない安全」を支えるのも薬剤師の仕事のひとつです。
普段はあまり意識されることはありませんが、
子どもたちの学校生活の裏側にも、
薬剤師の仕事があります。
新しい季節のはじまりに、
そんな存在を少し思い出していただけたらうれしいです。
会長コラム「水曜のつぶやき」第7回
会長のつぶやきコラム