会長コラム「水曜のつぶやき」第23回

 ~土岐市上空の会議室~

私は会長になってから、毎月の土岐市薬剤師会をZoomで開催し、ホストも務めていますが、いまだに
慣れません。

私の脳内のイメージでは、Zoomを開くと、土岐市の上空のどこかに会議室が現れ、参加者はそれぞれの場所から、そこへ入ってきます。

ホストは、その会議室の鍵を開ける人。

一度鍵を開ければ、ホストが途中でいなくなっても、会議は上空で続いている。

……たぶん、そんな仕組みです。

7月は県立多治見病院の先生をお迎えして、医療用麻薬の研修会をZoomで開催しました。

病院と地域の薬局をつなぐ、大事な研修会です。

絶対に失敗はできません。

しかし、その日の土岐市は夕方からゲリラ豪雨。

雷も、ものすごい勢いで鳴っていました。

私の脳内にある「土岐市上空のWeb会議場」は、豪雨と雷の直撃を受け、開催そのものが
危ぶまれています。

もちろん、あくまでも私の脳内の話ですが。

本来なら、こんな豪雨の日こそ、Web会議ほどありがたいものはありません。

誰も外へ出なくていい。

それぞれの場所から、安全に参加できます。

それでも不安な私は、研修会の前に何度も会議室へ入り、カメラとマイクを確認します。

誰もいない画面に向かって、

「皆さん、こんばんは~」

と話しかけます。

もちろん、返事はありません。

事前の接続確認も済ませ、パソコンはコンセントにつなぎ、準備は万全。

……のはずでした。

研修会の途中、突然、私のパソコンの電源が落ちたのです。

画面は真っ暗。

土岐市薬剤師会長、突然の消滅です。

本当に血の気が引きました。

20数名の参加者がいるのに、もし会議そのものが途中でシャットダウンしていたら……。

でも大丈夫。

私がいなくても、Zoomは上空で会議を続けているはず。

そう自分に言い聞かせ、大急ぎで電源を入れ直し、再び会議室へ入りました。

すると、画面の向こうでは、何事もなかったかのように先生の講演が続いていました。

ほっと一安心。

どうやら、上空の会議場は無事だったようです。

その後、すました顔で研修会の締めの挨拶をした私ですが、実は内心ドッキドキ。

「無事に終わってよかった-」

と、毎回心から思うのでした。

※お知らせ※

お盆休みのため、「水曜のつぶやき」は来週と再来週、お休みします。

パソコンも私も、しっかり充電して戻ってまいります。